橋本病とは
橋本病とは、別名「慢性甲状腺炎」とも言われており、その名の通り甲状腺に慢性的な炎症が起こる病気です。
このような特徴があります。
- 男女比率は1:5で女性が多い
- 軽症例を含めると成人女性の30人に1人程度の頻度
橋本病の原因
自己免疫の異常によりリンパ球が自己の甲状腺組織を破壊することで、慢性的な炎症が生じます。
この自己免疫異常は、遺伝的な要因が関与していると考えられていますが、現在では明確に判明しておりません。
橋本病の症状
甲状腺機能が正常な場合には自覚症状は現れませんが、甲状腺機能低下症に陥った場合には様々な異常が現れます。
主には下記のような症状が現れます。
- 疲れやすい
- 体の動作が鈍い
- 体重増加
- 便秘
- 低体温
- むくみ
- 甲状腺腫大
- のどの違和感
- 無気力
- 慢性的な眠気
- 息切れ
- 心肥大
- 皮膚乾燥
- 脱毛
- 脱力感
- 筋力低下
- 月経不順
- 月経過多
※これらはあくまでも症状の一例です。
橋本病の治療方法
不足分の甲状腺ホルモンを内服していただきます。