国立がん研究センターがん対策情報センターの最新がん統計(2010年)によると、生涯でがん(全てのがん)に罹患する確率は、男女ともに、なんと2人に1人の計算になるそうです。特に女性に特有の乳がんでは、12人に1人の計算となり、大腸がんに次いで高い確率と言えます。
死亡率もここ50年で7倍にも増加しており、30歳~64歳までのがんによる死亡原因の1位を占めています。
特徴的なのは、消化器がんなどは年齢と共に罹患率(がんにかかっている確率)が増加するのに対し、乳癌は30代から徐々に増加し、40代でのピークが認められる点です。
20代の患者さんも多くはありませんが、早いうちから関心を持ち、自己検診をする習慣を付けたいものです。