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今回は「大腸カメラ検査にかかる費用」についてお伝えしたいと思います。
そもそも大腸カメラ検査とは、肛門からカメラの付いたスコープを挿入し、腸内部を直接観察することで、大腸がんの元となる大腸ポリープや病変等がないかを調べる検査です。
定期的な検査を行うことで大腸がんの早期発見や治療に繋がるとされている唯一の検査とも言われています。大腸がんは初期症状が分かりにくく、症状がで始めた頃には既にがんが進行していた…という場合も少なくありません。
40歳を過ぎたら、定期的に大腸カメラ検査を受けていただくことを推奨いたします。
■大腸カメラ検査にかかる費用は?
では実際に大腸カメラ検査を受ける際にかかる費用はどのくらいなのでしょうか?
いらはクリニックでの大腸カメラ検査費用は以下の通りです。
- 大腸カメラ検査の費用
検査内容 | 1割負担の方 | 3割負担の方 |
大腸カメラ検査のみ | 2,500円程度 | 7,500円程度 |
大腸カメラ+病理組織検査 | 3,000円~5,000円程度 | 9,000円~15,000円程度 |
大腸内視鏡ポリープ手術 | 7,000円~10,000円程度 | 21,000円~30,000円程度 |
※ただし上記金額は参考価格となりますので、実際の診療内容や検査内容によっては価格が変動する可能性もあります。また上記価格に初診料・再診料は含まれておりませんので別途発生いたします。予めご了承ください。
ご不明点やご質問についてはお気軽に医師またはスタッフまでお声がけください。
■保険診療と自費診療について
クリニックを受診されたことのある方であれば「保険診療」「自費診療」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
皆様はこの2つの言葉の違いをご存知でしょうか?
詳しくご説明いたします。
保険診療と自費診療の大きな違いは、患者様が負担する金額が異なることにあります。
保険診療と自費診療の違いは以下の通りです。
~保険診療とは~
日本の医療制度には「公的医療保険(国民皆保険)」というものがあり、病気やケガをした際に全員が等しく同じ金額で医療の提供が受けられる仕組みがあります。
そのため、患者様は医療費を全額負担することなく、一部の負担のみで医療提供を受けることができます。患者様の負担金額は原則3割と決まっており、残りの7割は国・保険組合が負担する仕組みになっています。
なお、義務教育就学前の子供や70歳~75歳未満の高齢者は所得に応じて、2割負担、75歳以上の後期高齢者は1割負担となっています。
「高齢者」といっても所得に応じて負担の割合は異なります。
~自費診療とは~
自費診療は公的医療保険の対象とならない診療を指します。患者様の負担金額が一部で済む保険診療に対して、負担金額が全額(10割)なのが自費診療です。
保険診療が「本当に医療が必要な方に対して行う診療」に対して、自費診療は「医療提供を満足に受けられている方がプラスアルファで行う診療」と言い換えることもできます。
自費診療の分かりやすい例が美容や予防医療などに当たります。
内視鏡検査においても症状がないなど、医師から検査の必要性がないと判断された場合には保険診療が適用されないこともあります。
それでは具体的に大腸カメラ検査が保険診療で適用される事例をご紹介いたします。
ぜひご参考にしていただければと思います。
■大腸カメラ検査が保険適用される場合
✔症状(下痢、便秘、血便、下血、腹痛など)がある
✔便潜血検査で陽性だった
✔健康診断、人間ドックなどで異常を指摘された
✔医師が大腸カメラ検査を必要だと判断した
例えば上記のような場合に保険診療が適用されます。
ご不明な点等がございましたらクリニックまでお問い合わせください。
以上、大腸カメラ検査の費用についてお伝えさせていただきました。
当院は内視鏡検査を専門に実施しているクリニックです。経験豊富な医師が苦痛を抑えた大腸カメラ検査を行います。ご不安な症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。