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令和6年度診療報酬改定について

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皆さん、こんにちは。
今回は2024年6月1日から始まった令和6年度診療報酬改定について、当院に関わる部分を記載します。
※大きく変わった部分のみを記載しています。細かい変更はこちらをご覧ください。

 

・医療情報取得加算

今までの「医療情報・システム基盤整備体制充実加算」が名称変更されました。
また、内容も見直しがありました。

初診時(月に1回)

マイナ保険証を利用しない(従来の保険証を利用する)場合:4点→3点
マイナ保険証を利用した場合/他の医療機関から診療情報の提供を受けた場合:2点→1点

再診時(3ヶ月に1回)

再診時の加算については、新設されました。
マイナ保険証を利用しない(従来の保険証を利用する)場合:2点
マイナ保険証を利用した場合/他の医療機関から診療情報の提供を受けた場合:1点

 

・医療DX推進体制整備加算

新設された加算です。医療DXに対応する体制を確保していることを評価するものです。

初診時のみ月に1回限り8点を算定します。

 

・特定疾患療養管理料

特定疾患療養管理料から糖尿病、高血圧症、脂質異常症が除外されました。この3つは後述の生活習慣病管理料へ移動します。


・生活習慣病管理料Ⅰ及びⅡ

生活習慣病管理料Ⅰ(610~760点) 検査などを包括する場合に算定します。
生活習慣病管理料Ⅱ(333点) 検査などを包括しない場合(出来高)に算定します。
また、療養計画書の記載が義務づけられました。


・外来感染対策向上加算

初診・再診に関わらず、月に1回6点を算定します。

・発熱患者等対応加算

発熱やその他感染症を疑わせるような症状のある患者さんについては、発熱患者等対応加算として、月1回に限り20点を更に所定点数に加算します。


・短期滞在手術等基本料1

こちらは内容が見直されました。
今までは麻酔を伴う施術であるかないかでそれぞれ2,947点、2,718点を算定していました。
今回からは入院で実施される手術かそれ以外かという項目が追加され、以下のようになります。
パターン1:入院で実施される手術、麻酔を伴う 2,947点
パターン2:入院で実施される手術、麻酔を伴わない 2,718点
パターン3:それ以外の手術、麻酔を伴う 1,588点
パターン4:それ以外の手術、麻酔を伴わない 1,359点
当院では基本的に麻酔ではなく鎮静剤を使用しているためパターン2または4で算定します。

 

これら以外にも内容に変更があったり、点数が上下しているものもあります。
これまでの金額から変更があるかと思いますが、ご了承ください。

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