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心配いらない血便や下血

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皆さん、こんにちは。
本日はよくご質問いただく血便・下血について解説いたします。
血便・下血って何?という方は当院の「血便・下血」のページもご参照ください。

 

 

そもそも血便・下血の違いって?


医療現場では「下血」という表現はあまり使われず、すべて血便としてくくられて呼称されることが多いです。ですが、医学的には「血便」と「下血」には違いがあるため、ここではその違いを説明します。


「血便」とは、便中にはっきりとした血液が混ざっている状態です。その特徴は、血液の色が鮮やかな赤色であり、便に均等に広がっていることです。この症状は、直腸や大腸に関連するさまざまな疾患に起因する可能性があります。主な原因は、出血性のポリープ、炎症性腸疾患、大腸がん、痔、肛門裂傷、肛門内臓瘻などが考えられます。
(参考:血便・下血から考えられる疾患


対して、黒に近い色をした便が排出された状態を「下血」と呼びます。これは上部消化管からの出血を示唆しています(出血箇所が上部であればあるほど黒くなる)が、医療従事者でも混同することがあります。したがって、わかりやすく総称するために、「血便」といった表現が使用されるケースが多いと言えます。

 

 

心配の要らない血便や下血はあるの?


通常、血便や下血は身体に異常が起きている兆候・サインですから、無視すべきではありません。発生した場合、消化管からの出血が疑われますが、出血量がわずかな場合、自覚症状が明確には無いこともあります。例えば、健康診断で便潜血検査が陽性であっても、目で確認できるほどの出血がない場合、「あ、これ大丈夫かも!」と判断してしまい、危険性を自覚することは難しいと言えます。


しかし、出血量が増加し貧血が起こると、頭痛、息切れ、動悸、ふらつき、めまいなどの症状が現れ始めます。大量の出血によって引き起こされる重度の貧血は、血圧低下、意識低下、冷や汗、湿疹、呼吸数や心拍数の異常などのショック症状につながる可能性があり、非常に危険です。


症状が特にない状態でも下血や血便が発生している場合、消化管での出血の可能性があるため、大腸カメラ検査などの精密な検査を受けて出血の原因を特定する必要があります。場合によってはがんなどの重篤な疾患の可能性もあります。症状に気付いた場合は、いち早く当院にご相談ください。

 

 

血便が出たらまずは内視鏡検査へ!


上記のように血便・下血は危険な出血の可能性があります。「一時的に肛門が切れてしまっただけかな?痔の出血かな?」と都合よく考えてしまいがちですが、万が一の身体のサインかもしれません。危険な疾患は、早期発見・早期治療が重要ですので、ぜひ当院の内視鏡検査をご検討ください。

 

 

関連するページ

  1. 大腸内視鏡検査
  2. 検査説明動画
  3. 便潜血陽性

離島(沖縄本島外)から内視鏡検査を希望の方へ

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皆さん、こんにちは。
離島から当院で内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を希望される方には、通常とは異なるスケジュールを組み検査を行っております。
具体的にどのようなスケジュールなのかをご説明いたします。離島から内視鏡検査を検討中の方は以下のことを必ずご確認ください。

 

通常、内視鏡検査を受ける場合は検査を受ける1週間前に事前診察を行います。
例:

事前診察 内視鏡検査希望日
6/7までに 6/14

 

上記のスケジュールだと離島から来院される場合、下剤内服の問題や飛行機の問題などで不都合・不便が生じるため、事前診察から検査を連日で行います。
例:

事前診察 検査希望日 検査予備日
6/13 6/14 6/15,16,17

 

※注意事項
検査の結果によっては1日で終了しないケースがあります。
検査予備日を考慮して5~6日程度は沖縄本島に残れるよう予定の調整をお願い致します。
来院される際、宿泊施設は病院近くの延泊可能な場所でお願い致します。飛行機や船のチケットも変更可能な便をお取りください。

上記をご確認の上、ご予約はお電話(音声案内に従い4を押す)からお願い致します。

検査内容の詳細は下記よりご覧ください。


 

内視鏡検査に同意書が必要な理由

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内視鏡検査(胃カメラ大腸カメラ)を受けるために同意書が必要な理由について説明します。

理由は主に2つあります。

 

 

①日帰り手術は入院手術と違って、手術の前後に病院に泊まることがないので、手術の内容やリスク、費用などについて、患者さんが十分に理解していることを確認するためです。

 

 

 

 

②短期滞在手術等基本料1を算定するためです。 短期滞在手術等基本料1は日帰り手術の費用の一部を保険で支払うための料金のことです。短期滞在手術等基本料1を算定するためには同意書が必須と定められています。

 

 

 

以下に短期滞在手術等基本料について詳しく記載します。

 

まず短期滞在手術等基本料は一般的に治療法が確立されているものについて、請求事務の簡素化を目的として、厚労省が点数を包括的に設定しているものです。
短期滞在手術等基本料は1と3があり、1は日帰り、3は4泊5日の入院です。
当院の内視鏡検査を含む手術は日帰りのため短期滞在手術等基本料1が算定されます。

 

 

短期滞在手術等基本料1を算定するための条件として、施設基準を満たすこと、同意書を得ること、術後のフォローが義務付けられています。

 

 

※施設基準とは
日帰り手術(入院せずに手術を受けてその日のうちに帰ること)をするときには、手術室や診察室などの場所がきれいで安全であることや、手術の前後に必要な検査や治療ができることが大切です。
施設基準によって、日帰り手術の質や安全性が保証されます。具体的には「術後の患者の回復のための回復室が確保されていること、看護師が常時患者4人に1人の割合で回復室に勤務していること」が条件です。
もちろん当院はこの基準を満たしています。

 

 

短期滞在手術等基本料1の点数
1 麻酔を伴う手術を行った場合(全身麻酔):2,947点
2 1以外の場合:2,718点
当院では全身麻酔ではなく鎮静剤を使用しているため、2に該当します。
短期滞在手術等基本料1は日帰りのため、入院扱いになりません。
※点数は診療報酬改定などにより上下します。

 

 

以上が内視鏡検査に同意書が必要な理由となります。
当院は消化器領域の診察・内視鏡検査に注力しているクリニックとして、専門性の高い診察・検査を提供できるよう日々研鑽を積んでいます。腹痛にお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください。

腹痛を改善するための生活習慣

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皆さん、こんにちは。
腹痛は食あたりなどの一過性のものもあれば、長く続く慢性化したものもあります。慢性化している腹痛を改善するためには、生活習慣を見直す必要があります。特に「食生活」と「運動習慣」の見直しは非常に重要です。今回はこの2点について詳しく説明をしていきます。

 

 

 

<食生活での注意点>

 

①脂肪分・刺激物を摂取しない
脂肪分を多く含む食品や辛い食品は避けるようにしましょう。また、アルコールやカフェインは消化管に負担をかける恐れがあるため、これらも摂取しない方が良いでしょう。

 

②消化の良いものを摂るようにする
おかゆ、うどん、スープ、蒸し野菜、卵、果物などの消化が良くお腹に優しいものを摂るようにしましょう。

 

③小分けにして食べる
一度に多くの量を摂取するのは胃腸に負担がかかります。食事の回数を増やして、一度に食べる量は少なくしましょう。

 

④食物繊維の摂取
食物繊維を摂ることで腸の動きが良くなり、便通の改善が期待できます。ですが、過度な摂取は逆効果の可能性があるため、自分に合った適量を摂れるように心がけましょう。

 

⑤水分の摂取
十分な水分を摂取することで、腸の働きが改善されます。ですが、冷たい水を一度に大量に飲むことは逆に胃腸に負担をかけるため、常温の水を少しずつ飲むことが理想的です。

 

⑥自分に合った食品の選択
食物アレルギーを含め、どの食品が自分に合うかは個人差があります。自分に合っていると思われる食品を摂れるように心がけましょう。

 

 

 

<運動習慣で気を付けるべきこと>

 

①有酸素運動
ウォーキングやストレッチといった軽い有酸素運動は、胃腸の働きを促進し、消化を助けることが期待できます。ただし、激しい運動は腹痛を悪化させる恐れがあるため、やりすぎには注意しましょう。

 

②筋力トレーニング
腹筋や背筋を鍛え筋肉量を上げることは、胃腸の働きを高めることに繋がります。これも有酸素運動と同様に、やりすぎには気を付けるようにしましょう。

 

③食後の運動は避ける

食後に急に運動をすることはやめましょう。最低でも1時間は休憩をとってから、運動をするようにしましょう。

 

④軽いストレッチ

軽いストレッチをすることでストレスが和らぎ、腹痛の改善に繋がることが期待できます。深呼吸や瞑想も組み合わせて、リラックス効果を高めましょう。

 

 

 

<まとめ>

食生活や運動習慣において、適切な習慣を実施しても腹痛が続く場合には、何らかの消化器疾患が潜んでいる可能性があります。専門性の高い医療機関を受診して、適切な検査を受けるようにしましょう。

 

当院は消化器領域の診察・内視鏡検査に注力しているクリニックとして、専門性の高い診察・検査を提供できるよう日々研鑽を積んでいます。腹痛にお悩みの方は、是非お気軽にご相談ください。

腹痛の危険性の判断

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皆さん、こんにちは。
腹痛は日常でも良く現れる症状ですが、その種類や原因は様々あります。医療機関での治療が必要であるケースもあれば、自然治癒する場合もあります。とはいえ、これらを医療関係者で無い方が判断することは非常に難しく、自己判断することは危険であると言えるでしょう。
本記事では、腹痛の危険性を判断する方法として、「危険性・緊急性が高い腹痛」と、「しばらく様子を見ても良い腹痛」について説明します。

 

 

危険性・緊急性が高い腹痛

①突発的な激しい痛み
急激に激しい痛みが表れた場合には、重大な消化器疾患に罹患している可能性が考えられます。すぐに医療機関を受診しましょう。

 

②腹部の硬直
腹部が硬直している場合には、腹膜炎などの重篤な疾患が疑われます。

 

③吐血や血便
吐血や血便がみられる場合、胃や十二指腸・大腸内での出血が考えられます。出血が多い場合には、何らかの炎症系疾患に罹患している可能性があるため、注意が必要です。

 

④発熱や悪寒
腹痛に加え、発熱や悪寒などの全身症状がある場合、感染症や炎症性の疾患が疑われます。

 

⑤体重減少
腹痛とともに急激な体重減少がみられる場合には、消化器疾患に罹患している恐れがあります。

 

 

 

しばらく様子をみても良い腹痛

①痛みが軽度
痛みがそれほど強くなく、普段の生活に支障がない程度であれば、一時的なものとして様子をみても大きく問題はないケースが多いです。

 

②症状が回復傾向にある
時間が経つにつれて症状が緩和されているようであれば、自然に回復をしている可能性があるため、そのまま様子をみてもいいでしょう。

 

③他に付随する症状が特にない
危険性が高い腹痛の場合、血便や悪寒など、他にも症状が表れるケースが多いです。腹痛以外に特に気になる症状が無ければ、比較的安全である可能性が高いです。

 

④食事や排便との関連性がある
食事を摂った後に痛みがある場合(排便後に痛みが軽減する)や、慢性的な便秘状態が続いているためお腹が痛いといった腹痛は、特に心配ないケースが多いと言えるでしょう。

 

これらに該当する場合は、すぐに医療機関を受診する必要性は低いと言えるでしょう。
ですが、しばらく様子をみても腹痛が続く場合には、専門の医療機関で診察を受けることを推奨します。

 

 

当院では、消化器診療・内視鏡検査に注力しているクリニックとして、患者さんに良質な内視鏡検査をお届けできるよう、日々研鑽を積んでいます。
内視鏡検査を受けることを検討されている方は、ぜひご相談ください。

腹痛とストレスの関連性

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皆さん、こんにちは。
今回のコラムでは、腹痛とストレスの関連性についてお話させていただきます。

 

腹痛でお悩みの方の中でも、例えば「緊張するとお腹が痛くなる」、「電車に乗る(トイレがない環境)と調子が悪くなる」といったような原因が該当する方も多いのではないでしょうか。
このような例からも、腹痛とストレスは密接に関係していると言えますが、これらの関連性は実際に医学的にも確認されており、ストレスが腹痛の発症や悪化に影響を与えると考えられています。
この関連性について、詳しく説明していきます。

 

 

<脳腸相関>

腹痛とストレスの関連性は、腸と脳の相互作用に関連しています。
この相互作用は「脳腸相関」と呼ばれ、腸管内の細菌叢(腸内細菌の集まり)と中枢神経系との関係が関与していると考えられています。ストレスはこの相互作用に影響を与え、腹痛の原因となる可能性があります。

 

 

 

<腸管運動の変化>

ストレスは腸管の運動機能に影響を与えることがあります。
ストレス反応の一部として、腸の運動が過剰になったり、逆に低下したりすることがあり、これらが腹痛の原因となることがあります。「過敏性腸症候群(IBS)」などの症状は、ストレスが腸管運動に与える影響と関連しています。

 

 

 

<炎症性サイトカイン>

ストレスは体内の炎症性サイトカイン(炎症を誘発する分子)の放出を増加させると考えられています。これにより、腸内炎症が増加することで、腹痛の原因となります。

 

 

<ストレス軽減の影響>

逆に、ストレス軽減やストレス管理技術(瞑想、リラクセーションなど)を用いることで、腹痛の症状が軽減することもあるとも報告されています。
緊張やストレスが一時的な腹痛を引き起こすことは一般的ですが、長期間にわたる慢性的な腹痛の原因としても考えられます。そのため、腹痛が継続する場合や重大な症状がある場合は、医師に相談し、適切な治療とストレス管理戦略をとることが重要です。

 

 

<過敏性腸症候群(IBS)>

IBSは腹痛や腸の不快感などの症状を引き起こす疾患で、ストレスがトリガーとなりやすいとされています。心理的なストレスと身体的なストレスがIBSの症状を悪化させることがあります。

 

 

 

 

<まとめ>

今回のブログでは、腹痛とストレスの関連性についてお話させていただきました。長期間継続している腹痛にお悩みの方は、食生活や運動習慣を正したうえで、生活習慣の中でのストレス軽減にも取り組んでみて下さい。

当院は消化器領域の診察・内視鏡検査に注力しているクリニックとして、専門性の高い診察・検査を提供できるよう日々研鑽を積んでいます。腹痛にお悩みの方は、是非お気軽にご相談下さい。

大腸カメラ検査が必要な理由

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皆様は「大腸カメラ検査」と聞いて、どのようなイメージを持たれますか?

 

「肛門から内視鏡入れるのって痛そう…」
「何だか怖い…」
「下剤を飲むのが辛そう…」
など、ネガティブなイメージを持たれる方も多いのではないでしょうか。

 

当院に来られる患者様においても、大腸カメラ検査に対するネガティブなイメージをお持ちの方はいらっしゃいます。
しかしながら、大腸カメラ検査は現代において大腸がんの早期発見・治療をする上で最も有効な検査となっています。
ご自身やご家族が大腸がんに罹患しないようにするために、ぜひ定期的に大腸カメラ検査を受けていただくことを推奨します。

 

そこで今回のコラムでは、「大腸カメラ検査が必要な理由」についてお伝えいたします。まだ大腸カメラ検査を受けたことのない方や、受けるべきだとは分かっていてもなかなか検査に踏み出せない方は、ぜひ当コラムを参考にしてください。

 

 

 

■大腸カメラ検査とは?
大腸カメラ検査についてよく分からない方もいらっしゃるかと思いますので、簡単に検査について説明いたします。
大腸カメラ検査とは、肛門からカメラの付いたスコープを挿入し、腸内部を観察する検査です。腸内部を直接観察することのできる検査で、病変や異常の有無を調べることが可能です。「痛そう」「怖い」といったイメージを持たれることの多い大腸カメラ検査ですが、最近では内視鏡検査に関する様々な改良が成されており、以前よりも楽に受けることが出来るようになりました。
さらに当院では、鎮静剤を積極的に活用しておりますので、苦痛を感じずほぼ眠った状態で大腸カメラを受けることが可能です。
当院の大腸カメラ検査の特徴については下記よりご確認ください。

 

【当院の大腸カメラ検査についてはこちら】

 

 

 

■大腸がんの死亡率は年々増加
日本国内において、「大腸がん」は非常に死亡者数が多い病気です。
厚生労働省が出しているデータによれば、2018年の大腸がんの死亡者数は男性で27,089人、女性で23,560人と言われています。つまり、日本男性の11人に1人、日本女性の13人に1人が大腸がんに罹患するということになります。
食の欧米化やストレス社会の進行により、大腸がんの罹患者数・死亡率ともに、年々増加しています。

ではなぜ、時代とともに医療技術は発展・進歩しているにも関わらず、大腸がんの死亡率は一向に下がらないのでしょうか?
どうして増加の一途をたどっているのでしょうか?

 

その理由は日本国内の『検診受診率の低さ』にあります。

皆様は、日本の検診受診率がどのくらいかご存知でしょうか?

 

 

 

■国内の検診受診率をご存知ですか?
大腸がんの死亡率増加の背景には、検診受診率の低さにあるとお伝えさせていただきました。日本では特定の年齢からがん検診を受けることができますが、大腸がん検診の対象である40~69歳の方の受診率は、男性で44.5%、女性で38.5%とかなり低いことが伺えます。
一方で、アメリカの検診受診率は80%以上と、日本と比較すると非常に高いです。アメリカでは受診率の増加に伴い、がんの死亡率も低下しているというデータも出ています。
つまり、検診の受診率は「がん死亡率」に反比例しているのです。

 

 

■大腸カメラ検査を受けるべき症状とは
大腸がんは初期症状が分かりにくいと言われています。
大腸がんが疑われる主な症状としては、

・便潜血検査で陽性
・血便が出る
・便秘や下痢を繰り返している

などです。

 

【大腸カメラ検査を受けるべき症状はこちら】

 

上記のような症状が出てから医療機関に行き、大腸カメラ検査を受けたら進行がんだった…という事例も少なくありません。
手遅れの状態を回避するためにも、ぜひ大腸カメラ検査を定期的に受けていただくことを推奨いたします。

 

 

 

■早期発見・早期治療により大腸がんは完治可能
上述の通り、死亡率の高い大腸がんですが、一方で早期発見・治療により完治できる病気でもあります。
大腸がんを早期発見する唯一の方法は、大腸カメラ検査で腸内部を直接観察し、がんに発展する可能性のある大腸ポリープや病変がないかを確認することです。
特に40歳以上の方や、親族にがん罹患者がいらっしゃる方は、症状の有無に関わらず注意が必要です。

 

 

■当院は内視鏡専門クリニックです
いらはクリニックでは、内視鏡検査に注力しているクリニックとして専門性の高い検査を行っております。
当院の内視鏡検査は経験豊富な医師が全例実施しておりますので、初めて内視鏡検査を受けられる方でも安心です。
お気軽にご相談ください。

大腸カメラ検査前と検査後における注意点

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皆さん、こんにちは。今回のコラムでは、大腸カメラ検査を受けるにあたり、検査前と検査後における注意点についてお話させていただきます。
大腸カメラ検査を控えている方や、今後検査を受けることを検討されている方はぜひご一読ください。

ーー検査前ーー

 

<食事制限>
通常、検査の前日から特定の食事制限があります。当院の医師の指示に従って、特定の食品や飲み物を摂取しないようにしてください。また、検査の前数時間は絶食が必要です。

 

<薬の服用>
使用中の薬について医師に相談し、検査の前日や当日に服用すべきかどうかを確認してください。一部の薬は一時的に中止する必要があるかもしれません。

 

<水分制限>
検査の前は、飲み物にも注意を払う必要があります。水・お茶以外の飲み物は控えてください。

 

<休息>
検査の前日はできるだけリラックスし、十分な休息をとることが大切です。

 

<交通手段>
大腸カメラ検査を行う際に鎮静剤を使用する場合には、車の運転ができません。公共交通機関やタクシー、ご家族の運転でご来院下さい。

 

 

ーー検査後ーー

 

<絶食継続>
検査後、しばらくは食事を控える必要があります。当院の医師の指示に従って、徐々に通常の食事に戻すことが推奨されます。

 

<運転禁止>
大腸カメラ検査は麻酔や鎮静剤を使用することがあるため、検査後は運転を控えるべきです。安全のため、同行者を用意するか、公共交通機関またはタクシーを利用して帰宅してください。

 

<飲酒禁止>
検査後は少なくとも24時間はアルコールの摂取を避けるべきです。鎮静剤の影響が残っている可能性があるため、アルコールとの組み合わせは危険です。

 

<医師のフォローアップ>
検査結果次第では、医師の指示に従って必要な治療や追加の検査を受ける場合があります。大腸カメラ検査は疾患の早期発見に役立つため、結果をしっかりと理解し、必要な処置を受けることが重要です。

 

 

今回のブログでは、大腸カメラ検査を受ける際の注意点について解説をさせて頂きました。
今後検査を受ける方は、ぜひお役立てください。

当院は内視鏡検査に注力しているクリニックとして、多くの方々に大腸カメラ検査を快適に受けていただくための様々な工夫を行っております。
是非お気軽にご相談ください。

 

大腸がん予防のための生活習慣

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今回のコラムでは、大腸がんを予防するための生活習慣について、解説をしていきます。

大腸がんを予防するためには、以下の生活習慣を取り入れることが重要です。

 

【バランスの取れた食事】
食物繊維の摂取量を増やし、新鮮な果物や野菜、穀物、豆類を含むバランスの取れた食事を心がけましょう。また、赤身の肉や加工肉の摂取を控え、魚や家禽(かきん)(鳥類など)の摂取量を増やすことも推奨されています。

 

 

 

【適度な運動】
適度な運動は大腸がんのリスクを減少させる助けとなります。週に150分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリングなど)や筋力トレーニングを行いましょう。

【体重の管理】
適正な体重を維持することも大腸がんの予防に役立ちます。肥満は大腸がんのリスクを増加させる要因の一つとされていますので、バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせて体重を管理しましょう。

 

【喫煙とアルコールの制限】
喫煙や過剰なアルコールの摂取は大腸がんを含むさまざまながんのリスクを高めることが知られています。禁煙を心がけ、アルコールの摂取量を適度に抑えるようにしましょう。

 

【スクリーニング(大腸カメラ検査)の受診】
定期的に大腸がんのスクリーニングを受けることも予防のために重要です。検便や大腸カメラ検査など、医師と相談して最適なスクリーニング方法を選びましょう。

 

【ストレス管理】
慢性的なストレスは健康に悪影響を及ぼすことがあります。ストレスを軽減するためには、適切な休息とリラクゼーションの時間を確保し、ストレスを緩和する方法を見つけることが重要です。

 

これらの生活習慣を取り入れることで、大腸がんのリスクを低減することができます。しかし、予防のためには早期発見が非常に重要ですので、定期的な健康診断や医師の指導を受けるようにしましょう。

内視鏡検査の選び方

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皆さん、こんにちは。突然ですが、胃カメラ・大腸カメラを受けなければならないとき、検査をどこで受けるか悩まれますよね。
今回のテーマは内視鏡検査の選び方について解説します。ぜひ参考にしてください。

 

内視鏡検査を選ぶうえで重要なポイント8選

 

【鎮静剤の有無】

鎮静剤を使用するメリットは、ほぼ眠ったような状態で内視鏡検査を受けることできることです。鎮静剤を使用し、ほぼ眠ったような状態で内視鏡検査を行うことで、胃カメラ検査の場合はえずきなどの苦しさを軽減し、大腸カメラの場合はお腹の痛みなどを軽減することができます。また、鎮静剤を用いることで内視鏡スコープの挿入がスムーズとなり、病変の見落としを防ぐこともできます。そのため、より短時間かつ高精度で内視鏡検査を行うことが可能となります。


いらはクリニックでは

当院では、効きが良く覚めも早い鎮静剤を使用しております。そのため、より快適に内視鏡検査を受けていただくことが可能です。安心して正確な内視鏡検査を受けて頂くためにも、鎮静剤のご使用も検討ください。ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください。

※参考【内視鏡×鎮静剤




【最新機器を完備しているか】

良質な内視鏡検査を受けて頂くためには、最新機器を導入しているかが重要となります。

現代の優れた医療技術を最大限に活用することは、良質な医療を提供するためには必要不可欠です。最先端のシステムを利用することで、患者様の安全と安心を考慮した内視鏡検査を提供することが可能となります。


いらはクリニックでは

当院では、オリンパス社の最新内視鏡システムを導入し、高精度の内視鏡検査を実施しております。また、特殊な光で微細な毛細血管の状態をクリアに観察できる「NBI(ナローバンドイメージング)」の機能も搭載しています。




【下剤の服用は院内・院外が選べるか】

大腸カメラ検査を受ける際に、下剤を服用することに不安を感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

院内で服用することのメリットは、看護師が近くにいるためすぐに相談や便の確認が可能であることや、下剤を服用してからの移動が必要ないことが挙げられます。

反対に院外(ご自宅)で服用することのメリットは、周りを気にせずリラックスしてご自宅で下剤を服用できることや、他の患者様との感染リスクを抑えられることなどが挙げられます。自身の生活環境や希望に沿って、下剤の服用方法を選択できる医療機関を選ぶようにしましょう。


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当院では、大腸カメラ検査において下剤の服用方法を患者ご自身で選択していただくことができます。過去に大腸カメラ検査を受けた経験があり、下剤の服用に不安を感じる方や、遠方からお越しの方、高齢の方でも、院内で安心して服用していただけます。

※参考【大腸カメラ検査について




【下剤の種類は豊富に取り揃えているか】

大腸カメラ検査を受ける際には、腸管内を綺麗にするための下剤を服用していただきます。

下剤の効果や特徴、下剤の味の好みは個人によって異なるために、患者様に適切な下剤を選択頂くことが大切です。高品質な大腸カメラ検査を受けて頂くためにも、下剤の選択肢が多い内視鏡クリニックで大腸カメラ検査を受けることをおすすめいたします。


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当院では、患者様のご希望に沿った適切な下剤をご提案させていただきます。
下剤に関してご不安な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
モビプレップ:他のものと比べ洗浄力が高く、合計の水分服用量が少なくすむことが特徴
ビジクリア:錠剤のため無味で、液体下剤特有の風味が苦手な方でも飲めることが特徴




【胃カメラ・大腸カメラ検査の同日実施が可能か】

内視鏡検査は前日や当日の食事制限や事前の処置などを行う必要があります。そのため、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同時に行うことで、一度の食事制限や事前処理を行うことが可能です。


いらはクリニックでは

当院では、忙しく何度も受診することが難しい方のために、胃カメラ検査と大腸カメラ検査を同日に実施することができます。胃カメラ検査と大腸カメラ検査を受けたいが2日間の日程確保が困難な方や、内視鏡検査の食事制限を一度で済ませたい方、事前の処置を一度に行いたい方は、ぜひご希望ください。




【日帰りでポリープ切除ができるか】

大腸ポリープとは、大腸の粘膜から発生するイボ状の隆起物のことをいいます。大腸ポリープは、大腸がんの元になると考えられています。


いらはクリニックでは

当院では、大腸カメラ検査時にポリープが見つかった場合には、日帰りでのポリープ切除が可能となります。大腸カメラ検査の際に、ポリープ切除を同時に行うことが可能なため患者様の負担を軽減することができます。

※ポリープの大きさによっては連携病院をご紹介させて頂く場合もございます。




【24時間予約が可能か】

来院時の予約がお電話のみである場合には、平日の診療時間内に予約を取る必要があります。日中お忙しい方は、電話で予約することも困難な場合もあるかと思います。また、予約を導入していないクリニックでは、待ち時間が長期化する場合もあります。


いらはクリニックでは

当院ではWEB(ホームページ)から24時間365日ご予約が可能となります。

胃カメラ検査・大腸カメラ検査・診察すべてのご予約をWEBにてお取りいただけます。また、お電話でもご予約をお受けしておりますため、インターネットからの予約に不安がある方はお気軽にご相談ください。

※参考【24時間WEB予約




【適正な内視鏡検査の時間であるか】

内視鏡検査は医師の経験や技術力によって治療方法やがんの発見率が変わってきます。そのため、隔年に一度の内視鏡検査は経験豊富な医師の元で実施することが大切です。


いらはクリニックでは

当院では、経験豊富な内視鏡専門医による短時間で高精度の内視鏡検査を実施しています。

一般的に大腸カメラ検査には、30分程度かかるとされていますが、当院の大腸カメラ検査は、20〜25分と短く、患者様の負担を最小限に抑えた精度の高い検査を行うことが可能となります。ご不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。

※患者様のお身体の状態でお時間は前後いたします。

大腸カメラ検査の費用

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今回は「大腸カメラ検査にかかる費用」についてお伝えしたいと思います。

 

そもそも大腸カメラ検査とは、肛門からカメラの付いたスコープを挿入し、腸内部を直接観察することで、大腸がんの元となる大腸ポリープや病変等がないかを調べる検査です。

定期的な検査を行うことで大腸がんの早期発見や治療に繋がるとされている唯一の検査とも言われています。大腸がんは初期症状が分かりにくく、症状がで始めた頃には既にがんが進行していた…という場合も少なくありません。

40歳を過ぎたら、定期的に大腸カメラ検査を受けていただくことを推奨いたします。

 

 

■大腸カメラ検査にかかる費用は?

では実際に大腸カメラ検査を受ける際にかかる費用はどのくらいなのでしょうか?

いらはクリニックでの大腸カメラ検査費用は以下の通りです。

 

- 大腸カメラ検査の費用

検査内容 1割負担の方 3割負担の方
大腸カメラ検査のみ 2,500円程度 7,500円程度
大腸カメラ+病理組織検査 3,000円~5,000円程度 9,000円~15,000円程度
大腸内視鏡ポリープ手術 7,000円~10,000円程度 21,000円~30,000円程度

 

※ただし上記金額は参考価格となりますので、実際の診療内容や検査内容によっては価格が変動する可能性もあります。また上記価格に初診料・再診料は含まれておりませんので別途発生いたします。予めご了承ください。

ご不明点やご質問についてはお気軽に医師またはスタッフまでお声がけください。

 

 

■保険診療と自費診療について

クリニックを受診されたことのある方であれば「保険診療」「自費診療」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。

皆様はこの2つの言葉の違いをご存知でしょうか?

詳しくご説明いたします。

 

保険診療と自費診療の大きな違いは、患者様が負担する金額が異なることにあります。

保険診療と自費診療の違いは以下の通りです。

 

 

~保険診療とは~

日本の医療制度には「公的医療保険(国民皆保険)」というものがあり、病気やケガをした際に全員が等しく同じ金額で医療の提供が受けられる仕組みがあります。

そのため、患者様は医療費を全額負担することなく、一部の負担のみで医療提供を受けることができます。患者様の負担金額は原則3割と決まっており、残りの7割は国・保険組合が負担する仕組みになっています。

なお、義務教育就学前の子供や70歳~75歳未満の高齢者は所得に応じて、2割負担、75歳以上の後期高齢者は1割負担となっています。

「高齢者」といっても所得に応じて負担の割合は異なります。

 

 

~自費診療とは~

自費診療は公的医療保険の対象とならない診療を指します。患者様の負担金額が一部で済む保険診療に対して、負担金額が全額(10割)なのが自費診療です。

保険診療が「本当に医療が必要な方に対して行う診療」に対して、自費診療は「医療提供を満足に受けられている方がプラスアルファで行う診療」と言い換えることもできます。

自費診療の分かりやすい例が美容や予防医療などに当たります。

内視鏡検査においても症状がないなど、医師から検査の必要性がないと判断された場合には保険診療が適用されないこともあります。

 

 

それでは具体的に大腸カメラ検査が保険診療で適用される事例をご紹介いたします。

ぜひご参考にしていただければと思います。

 

 

■大腸カメラ検査が保険適用される場合

 

✔症状(下痢、便秘、血便、下血、腹痛など)がある

✔便潜血検査で陽性だった

✔健康診断、人間ドックなどで異常を指摘された

✔医師が大腸カメラ検査を必要だと判断した

 

例えば上記のような場合に保険診療が適用されます。

ご不明な点等がございましたらクリニックまでお問い合わせください。

 

以上、大腸カメラ検査の費用についてお伝えさせていただきました。

当院は内視鏡検査を専門に実施しているクリニックです。経験豊富な医師が苦痛を抑えた大腸カメラ検査を行います。ご不安な症状がある方は、まずはお気軽にご相談ください。

 

【当院の大腸カメラ検査について】

内視鏡×費用

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当院HPをご覧の皆様、お久しぶりです。
いらはクリニックの白石です。
今回のコラムでは、内視鏡検査の費用についてお話をさせて頂きます。

 

目次

 

胃カメラ検査の費用について

「内視鏡検査は高そう、、、」と心配されている方はいらっしゃいませんか?

 

胃カメラ検査は基本的に、胃痛や腹痛など消化器系の症状がある患者様が受けられることが多い検査です。その場合、保険が適応された金額を患者様にお支払いいただく形となります。胃カメラ検査を受ける必要がないと医師が判断した場合で、患者様が胃カメラ検査をご希望する際は、保険は適応されず、自費の価格となります。当院の胃カメラ検査の金額は以下の価格表をご覧ください。

 

- 胃カメラ検査の費用

検査内容 1割負担の方 3割負担の方
胃カメラ検査のみ 2,000円程度 6,000円程度
胃カメラ検査+病理組織検査 3,000円~4,000円程度 9,000円~12,000円程度

 

※上位の表示料金は参考です。実際の検査内容によって金額が変わる可能性があります。

【当院の胃カメラ検査の特徴はこちら!】

 

大腸カメラ検査の費用について

大腸カメラ検査も胃カメラ検査と同じように基本的には保険が適応します。大腸カメラ検査を受ける必要がないと医師が判断した場合で、患者様が大腸カメラ検査をご希望する際は、保険は適応されず、自費の価格となります。当院の大腸カメラ検査の金額は以下の価格表をご覧ください。

 

- 大腸カメラ検査の費用

検査内容 1割負担の方 3割負担の方
大腸カメラ検査のみ 2,500円程度 7,500円程度
大腸カメラ+病理組織検査 3,000円~5,000円程度 9,000円~15,000円程度
大腸内視鏡ポリープ手術 7,000円~10,000円程度 21,000円~30,000円程度

 

※上位の表示料金は参考です。実際の検査内容によって金額が変わる可能性があります。

【当院の大腸カメラ検査の特徴はこちら!】

 

 

保険と自費ってどうちがうの?

上記のように、検査費用は保険が適応されるか、自費で支払うかによって大きく異なります。では、保険診療と自費診療はどう違うのでしょうか?

 

保険診療

保険診療とは、健康保険や国民健康保険などに加入している人のための「公的保険制度が適用される診療」のことを言います。保険診療では、病院で保険証を提示すれば、70歳未満は3割負担、70∼74歳は2割負担、75歳以上は1割負担で受診することができます。残りの医療費は加入している保険組合が負担をします。日本では、国民健康保険法や健康保険法によって、病気に対する診療費・治療方法があらかじめ決められているため、どの地域のどの病院にかかっても、診療内容が同じであれば患者様が支払う金額は変わりません。これにより、日本国民は貧富の格差なく平等に医療をうけることができます。

 

 

自費診療

自費診療とは、保険診療のように公的保険制度が適用されない診療のことをいいます。自費診療の場合は、医療機関は診療費を自由に設定することができ、治療費は患者様の全額負担となります。健康を維持するための医療ではなく、「健康+α」となる美容医療や予防医療が自費診療に当てはまります。内視鏡検査の場合も、医師から健康であると診断された上で検査を受ける際には、自費診療の扱いになります。

 

保険証を忘れた場合は、自費診療になるの?

これまでのお話から、保険証が無ければ病院で保険診療が受けられないのであれば、「保険証を忘れたら自費診療になるの?」と疑問に思われる方もいるかもしれません。

結論からいうと、保険証が無くても保険診療の価格で診察・検査を受けていただくことができます。一旦は治療費の10割をお支払い頂くことになりますが、当月中に保険証の原本を提示して頂ければ、負担していた金額の差額分が返金されます。万が一、保険証をお忘れの場合は受付スタッフまでご相談下さい。

 

 

最後に

皆さん、今回のコラムはいかがだったでしょうか。
今回は、「内視鏡検査×費用」のお話をさせていただきました。内視鏡検査を保険で受ける場合はどのクリニックで受けても費用は同じということになります。同じ費用で受けるなら、妥協せずにより良い内視鏡検査を受けたいですよね。

 

当院では、患者様がストレスなく検査を受けられるようさまざまな工夫を行っております。
内視鏡検査を受けることを検討されている方は、ぜひお気軽に当院へお問い合わせ下さい。

 

このコラムを読み、「内視鏡検査を受けてみよう!」と思って下さる方が増えることで、多くの方の病気の早期発見・治療に繋がることを願っています。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

※当院の内視鏡検査は白石祐之先生が全て担当します。

内視鏡×鎮静剤

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当院のHPをご覧の皆様、初めまして。
いらはクリニックの白石です。
今回のコラムでは、内視鏡検査時に使用する鎮静剤についてお話をさせて頂きます。

 

鎮静剤ってなに?

「そもそも鎮静剤って何なの?」というように思われる方も多いのでは無いでしょうか。
鎮静剤とは、一言で言うと「眠り薬」です。
内視鏡検査はスコープを人体に挿入して胃や大腸を観察するため、どうしても患者さんにある程度の負担が掛かってしまいます。例えば、胃カメラであれば「おえっ」っとして苦しくなったり、大腸カメラであれば痛みを感じたりといったものです。このような苦痛を軽減するために、ほぼ眠った状態で検査を受けて頂けるよう「鎮静剤」を使用します。これによって、「目が覚めたら検査が終わっていた」という現象が起きる訳ですね。

 

鎮静剤にはどんな種類があるの?

一般的な内視鏡クリニックで使用する鎮静剤としては、「ドルミカム」と「プロポフォール」という2種類が存在します。

 

<ドルミカム>

鎮静作用・睡眠作用・抗不安作用を併せ持つ鎮静剤で、安全性は高いお薬です。ただ、鎮静効果としてはそれほど強い訳ではありません。また、この「ドルミカム」を使用して内視鏡検査を受けた経験がある方はお分かりになるかと思いますが、鎮静効果が切れてから立ち上がる際に、「ふらつき」を起こす場合もあります。つまり、薬の効果が持続しやすいのが「ドルミカム」の特徴とも言えます。

 

<プロポフォール>

プロポフォールは鎮静効果が高いお薬ですが、ドルミカムとは違い「ふらつき」が起こりにくいというのがメリットです。つまり、鎮静剤としての「キレ」が良いのです。イメージとしては、「スッと眠りに落ちて、スッと目覚める」といった感じです。その分、鎮静時間は短いですが、安全性には定評があります。

 

 

鎮静剤を使用するメリットとデメリットって何?

では次に、鎮静剤を使用するメリットとデメリットをそれぞれ解説していきます。

 

- メリット1 患者さんの負担を軽減できる

眠っている間に検査が終わるため、患者さんからすれば楽に検査を受けることができます。これが鎮静剤を使用する最大のメリットと言えるでしょう。苦しい思いをしたくないという方は、鎮静剤を使用して内視鏡検査を受けることを強くお勧めします。

 

- メリット2 病変の見落としを防げる

鎮静剤を使用することで、患者さんはほぼ眠っている状態になります。そのため、医師としてはスムーズに検査を行うことができ、観察に集中することができます。
例えばですが、胃カメラ検査で患者さんが咽頭反射を起こして、とても苦しそうにしていたとします。そうなれば勿論、時間的な制限が発生したり、患者さんが動いてしまうことで検査がスムーズに行うことが難しくなってしまったりします。こうなると、如何に医師とは言っても勿論人間であるため、焦りも生まれてきます。
より正確に検査を行い病変の見落としを防ぐためにも、鎮静剤は有効であると言えるでしょう。

 

- デメリット1 交通手段で車を使用することができない

鎮静剤を使用したあとの車の運転は非常に危険です。そのため、鎮静剤を使用して内視鏡検査を受けた後は、車で帰宅することは許可できません。モノレールやタクシーなど、他の交通手段を用意する必要があります。

 

 

- デメリット2 副作用が発生する恐れがある

どのようなお薬であっても、勿論副作用が発生する可能性はあります。これは、鎮静剤も同様です。医師も副作用の発生には細心の注意を払いますが、可能性をゼロにすることはできないため、これも鎮静剤を使用する際のデメリットと言えるでしょう。

 

 

結局、鎮静剤を使った方がいいの?

患者さんとしては、一番知りたいことは「鎮静剤を使うべきかどうか」ということだと思います。

 

これについて結論を述べるのであれば、ズバリ、鎮静剤は使用すべきです!

内視鏡検査を受けるときに、患者さんが一番心配されるのは「苦しくないか、痛くないか」ということです。勿論、それはそうですよね。私自身も検査を受けるのであれば、苦しい思いや痛い思いはしたくありません。

となると、やはり「眠った状態で検査を受けられる」というメリットは大きいのではないでしょうか。

ただ、医師の目線からお答えするのであれば、「苦しくないから鎮静剤を使った方が良い」という理由で鎮静剤使用を推奨している訳ではありません。「正確な内視鏡検査を行うため」に、鎮静剤使用を私は推奨しています。

例えばですが、下記2つのパターンがあるとすれば、皆さんはどちらを選択しますか?
①苦しくない内視鏡検査ではあるが、診断結果が正確でない
②苦しさが伴う内視鏡検査ではあるが、診断結果は正確である

これは皆さん、②を選択されるのではないしょうか。
例え苦しくなかったとしても、検査結果が正確で無ければ内視鏡検査に意味はありません。であれば、「苦痛を軽減できる」+「より正確に検査を行える」というメリットがある鎮静剤は、やはり使用するべきであると私は考えます。

 

最後に

皆さん、今回のコラムはいかがだったでしょうか。

 

本コラムを読んで頂いた結果、「鎮静剤を使って検査を受けよう!」、「鎮静剤を使えば比較的楽に検査が受けられるかも!」と、内視鏡検査を受けることに少しでも前向きになって頂ければ幸いです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

※当院の内視鏡検査は白石祐之先生が全て担当します。

 

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